「個人崇拝と共産党支配という組み合わせは、 たいていは貧困と蛮行を生む。」

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"中国の子供たちは間もなく、
10歳という低年齢から
「習近平(シー・ジンピン)思想」を必修科目として習うことになる。
まだティーンエージにもならない児童たちに、
習国家主席の人生について様々な話を学ばせ、
「習おじいさんはいつも私たちのことを考えてくれている」
と理解することが求められる。
 この事態は現代中国への警鐘とみるべきだ。
国家主導で習氏を敬うことは、
毛沢東への個人崇拝、
そして毛沢東が進めた大躍進政策と文化大革命がもたらした
飢餓と恐怖の時代をも思い起こさせる。"

今日の日経朝刊オピニオン欄から。

"個人崇拝と共産党支配という組み合わせは、
スターリン統治下のソ連から、チャウシェスク大統領のルーマニア、
金一族の北朝鮮、カストロのキューバに至るまで、
たいていは貧困と蛮行を生む。"

暗澹たる気持ちになります。

"中国のように、独立した司法も、選挙も、報道の自由もない国では、
国家のトップを絶対化していくのを阻むものがない。
だから今や習氏こそが中国にとっては危険な存在となっている。"

かつてこんな記事がありました。

"「習近平は毛沢東になるのではなく、
大中国の皇帝になるのだ。皇帝になる道しか習近平は生き残れない」"

IIJ創業者・鈴木幸一さんのブログに載っていた「友人」の言葉ですが、本当に心配です。