外国公演でもっとも大きな反響を得た日本人ミュージシャン

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"みなさんは外国公演でもっとも大きな反響を得た
日本人ミュージシャンは誰とお考えだろうか。
ご当人が主張されないだろうから私が言うと、
それは1974年の「山下洋輔トリオ」
(山下ピアノ、森山威男ドラムス、坂田明サックス)欧州ツアーである。
スタンディング・オベーションは1時間を超え、
興奮が危険な水準に達して警察が出動する騒ぎとなった。
聴衆の爆発的な反応はライブ盤「クレイ」に記録されている。"

山下洋輔さんの記事を
もう少し読んでみようと検索したらこんな記事が出てきました。

「クレイ」は私も長く愛聴しているアルバムで、
山下洋輔風に言えば、
演奏が終わった瞬間に
「聴衆が1メートルくらい後ろに吹っ飛んだ」様子が
記録されています。

"後年私は森山威男さんから
当時のドラミングにつきインタビューする機会を得た。
伺った話は文字に起こし、再考をお願いして再録、
最終的に演奏も交えた映像作品
「森山威男 スイングの核心」(ヤマハミュージックメディア)を制作した。
...彼らはお互いの「間」でリズムを決めていたのだ。
力士が「呼吸」で立ち合いを決める相撲と同じである。
山下トリオは歌舞伎や能にも通底する
日本文化の嫡子だったと私は考えている。"

2017年に出版された「スイングの核心」を
素早く注文したのは言うまでもありません。