藤井聡太の「恐ろしいまでの完勝」

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渡辺明三冠との棋聖戦第2局に勝った
藤井聡太七段の指し手がすごかった。
その飯島栄治七段による解説から。

"その強さを象徴する手が2つあった。
42手目の△5四金と、58手目の△3一銀。
セオリーでは、どちらもリスクが高いとみなされる。
それだけに渡辺棋聖は、完全に意表を突かれた。"

渡辺棋聖本人もこう書いている。

"△87歩と垂らされたところで
「あれ、全然粘れない」となって、
あと数手指したら、もう大差になっていました。
感想戦では△31銀の場面は控室でも
先手の代案無しということでしたし、
控室でも同じように意表を突かれたと聞いて、
そりゃそうだよなと納得したんですが、
いつ不利になったのか分からないまま、
気が付いたら敗勢、という将棋でした。"

プロ同士の優勝をかけた一戦でこの有様。
凄まじい強さですね。