今晩は、
東京オペラシティ・コンサートホールで、
ヴァレリー・ポリャンスキー指揮
ロシア国立交響楽団のコンサートを聴いてきました。
座席は1階6列10番。
ピアニストの手元が観やすい席でした。
スラヴ行進曲、ピアノ協奏曲第1番、
交響曲第5番という人気曲の
オール・チャイコフスキー・プログラム。
定評あるポリャンスキーの指揮は
チャイコフスキーの魅力を余すことなく表現して気持ちいい。
アンナ・フェドロヴァのピアノは
最初はやや音が冴えない気がして、
ユジャ・ワンやユリアンナ・アヴデーエワなど
姿勢のいいピアニストと比べると
背筋が定まらない感じでした。
彼女の露わな背中から腕にかけての筋肉が、
「ユジャ・ワンに比べると贅肉がついているな」
なんて余計なことばかり考えてしまいました(笑)。
しかし、
後半に行くに従って調子が出てきたのか、
姿勢もピンとしてきて
音にも華麗さが加わったような気がします。
最終楽章は快調に飛ばしてじつに気分のいい演奏でした。
交響曲第5番は、快演。
繰り返し出現するテーマを軸に、
さまざまなメロディが重層的に奏でられる
パノラミックな演奏は、
オーケストラ音楽の醍醐味を
存分に味わわせてくれました。
アンコールは3曲。
最後にユーモラスなエンディングまで用意されていて、
楽しい夜になりました
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