グスターボ・ドゥダメル&ユジャ・ワン

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今夜はサントリーホールで、
グスターボ・ドゥダメル指揮
ロサンゼルス・フィルハーモニック《創立100周年ツアー》でした。
座席は1階17列4番。
少し前の席に大きな顔の人がいて
ユジャ・ワンの手元が見えにくかった・・・(笑)。

前半が
日本初演のJ. アダムズ「Must the Devil Have All the Good Tunes?」。
後半が、
マーラー:交響曲第1番「巨人」というプログラムです。

アダムズの曲でピアノを弾くのはユジャ・ワン。
今夜は大きく裾の割れたピンクのドレスで登場しました。
ゴリゴリ弾きまくるピアノと徐々に変化するリズムが面白い。
演奏終了後は、
作曲者J.アダムズも登場して大盛り上がりです。
ずっと弾いていて疲れるせいかアンコールはなしでした。

後半のマーラーは
ドゥダメルのドラマティックな演出が際立っていました。
緩い流れの時には優雅にしかも焦らし気味にゆったりと演奏し、
急なリズムの部分では荒々しく疾走するコントラストが興奮を煽ります。

最終楽章でスピードを上げたまま終了すると
聴衆からは大喝采。立ち上がって拍手する人も多くいました。

個人的には
もう少し重々しくキメてほしい気がしました。
また、
弦の音色にもう少し艶がほしいとも思いましたが、
素晴らしい演奏。
ミッキーマウスを思わせるドゥダメルの指揮姿とともに
愛される楽団なのだなと痛感しました。

コンサートの後は、
道を渡ったところにある焼き鳥屋さん「こくりこ」
軽く食事。初めて入りました。

思ったよりも奥が深く広くて、
なかなかいい店でした。
今回は塩がちょっときつかったけど、
いい素材を使ってると思います。

ごちそうさまでした。