すみだトリフォニーホールでの
テオドール・クルレンツィス&ムジカエテルナ第2日目。
座席は1階20列12番。
とても観やすく楽な席。
昨日と同じチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、
よりスピード感が増して見事な出来。
裸足で飛び跳ねながらヴァイオリンを弾く元気娘、
パトリツィア・コパチンスカヤの
アンコールは昨日と同じだけど、
よりくだけた雰囲気でリラックスした演奏が聴けました。
交響曲第4番は、
ピッチカートのアンサンブルが見事な第3楽章と
タイトな疾走感が抜群の最終楽章が素晴らしかった。
フィナーレの後には
オーチャードホールの時より熱い拍手が巻き起こり
、アンコールの後は聴衆は総立ちでしたが、
幻想序曲「ロメオとジュリエット」の
長いアンコールはかえって邪魔だったかも・・・。
超微弱音の精緻さから
最強音の強靭さまで見事にコントロールされたアンサンブル、
そして意外にふくよかな音色がこのオーケストラの特長でしょうか。
クルレンツィスのカリスマチックな指揮姿、
立って演奏する
ヴィジュアルに訴えるプレゼンテーションも印象的です。
すみだトリフォニーホールの方が
オーチャードホールより響きがよく音が締まっていて
スピード感がより強調されていたような気がしましたが、
明後日のサントリーホールと聴き比べるのも楽しみです。
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