素晴らしかった「春の祭典」

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

サントリーホールで
リッカルド・シャイー指揮
ルツェルン祝祭管弦楽団を聴いてきた。

●曲目
ベートーヴェン: 劇音楽「エグモント」op.84 序曲
ベートーヴェン: 交響曲第8番 ヘ長調 op.93
   ***
ストラヴィンスキー: バレエ「春の祭典」

前半は
ベートーヴェンのエグモント序曲と交響曲第8番。
後半は、
ストラヴィンスキーの「春の祭典」というプログラム。

ベートーヴェンの第8番はとっても速い演奏で、
演奏時間は23分弱。
ネットで見ると、普通は27〜28分くらいのようです。
ベートーヴェンの交響曲の中でも好きな曲だけど、
今回は正直言って、この速さを予想してなかったので、
耳が追いつかなかった感じ。
アンドレア・バッティストーニとの
速さ競争を見たいくらいだ(笑)。

後半の「ハルサイ」は
名手たちを集めたこのスーパー・オーケストラの
底力を感じさせた素晴らしい演奏。
明瞭な音量のダイナミックレンジ、
明快なリズムと音色の弾き分け、
大人数で大音量で弾いても音が濁らない技巧、
とにかく素晴らしかった。
生でなければ経験できない体験でした。

アンコールもストラヴィンスキー。
シャイーの指揮姿も実にカッコよく、
ライヴを堪能した。
客の入りが6分ほど?なのが残念。