チェコ・フィル

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サントリーホールで
ペトル・アルトリヒテル指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
コンサートを聴いてきた。

●曲目
スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」Op.73 (ピアノ:アリス=紗良・オット)
   ***
ドヴォルザーク:交響曲第8番 Op.88 B.163

前半は、
スメタナの「売られた花嫁」序曲で始まり、
アリス=紗良・オットが弾く
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」、
後半はドヴォルザークの交響曲第8番という演目。

アリス=紗良・オットの皇帝は、
残念ながらちょっと印象が薄かった。
少ない編成のオケも音量がやや不十分で、
堂々たるこの曲の魅力に欠けた気がする。
「すごい時差ボケなので、ゆっくりした曲を」と言って弾いた
アンコールのショパンの「遺作」は
聴衆の耳を惹きつけて素晴らしい演奏だったから、
どうせならもっとロマンチックな協奏曲がよかったか・・・。

後半のドヴォルザークは、
流石に手慣れた十八番でドライヴ感がすごかった。
スラヴ舞曲集からのアンコールも素晴らしい。
最後の曲の前には、
「5月に亡くなった首席指揮者
イルジー・ピエロフラーヴェクに捧げる」とのコメントも。

十五夜の月の下、満足して帰りました。