迫力のネトレプコ

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オペラシティ・コンサートホールでの
アンナ・ネトレプコのコンサートを聴いてきた。

夫でテノールのユシフ・エイヴァゾフを相方に、
ゲストとしてバリトンのエルチン・アジゾフを加えて、
主にイタリア・オペラの名場面を歌いまくった。
座席が1列目のほぼど真ん中だったので、
見た目も音量もすごい迫力でした。
ヘビー級ボクサーや最重量級重量挙げ選手のように、
器が違いますね。

昨年、
サントリーホールの2階から観た時とは、
だいぶ印象が違う。

ネトレプコは音量と音色の幅がとにかくすごい。
かなりドスの効いた低音から
天に抜けるような超高音まで、
さすがの表現の豊かさだ。

アジゾフのバリトンは、
意外にと言っては失礼だけど、
素晴らしい音量とそのコントロールの巧みさで
楽しませてくれた。

テノールのエイヴァゾフの甘い声も良かったが、
何曲か聴くと少し単調に感じられたかな。

オーケストラの東京フィルハーモニー交響楽団は、
実に楽しそうに演奏していて、
先日聴いたマーラーといい、
ノっている気がする。

ミハイル・タタルニコフの指揮も観ていて楽しかった。
オケだけの曲の出来も素晴らしかったですね。

今回いちばん嬉しかったのは、
ワイン会でお会いする知人のヴァイオリニストが
ネトレプコのすぐ後ろで演奏していたこと。
世界の超一流との共演とは素晴らしい!