感動のチョン・ミュンフンのマーラー「復活」

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オーチャードホールで
チョン・ミョンフン指揮による
東京フィルハーモニー交響楽団の
マーラー交響曲第2番「復活」を聴いてきた。
座席は1階1列1番。
指揮姿がよく見える席だった。

感動的な演奏。
甘く優美に演奏してほしいところ、
力の限りに盛り上げてほしいところ、
峻厳かつ荘厳に演奏してほしいところ、
そのすべてがキッチリ満たされた。
メリハリがハッキリとしていて分かりやすい演奏。

東京フィルの演奏も、
指揮者によく反応して素晴らしいもの。
日本のオーケストラによく感じる
金管の弱さも今日は気にならない。
ソリストも合唱団も渾身の演奏だと感じられた。

さすがは、
「私が今まで聴いたなかで一番凄かった『復活』といえば、
2001年6月のチョン・ミョンフン&東京フィルの演奏をあげたい」と、
ある音楽評論家が
プログラムに寄稿しているだけの十八番の曲だ。

今回は
前から6列目の席だったので、
オーケストラの集中度、音の厚みと大きさ、
繊細なコンビネーションなどを直に感じることができて、
さらに感興が深かった。

チョン・ミョンフンの
スックと背中を伸ばして毅然と指揮する姿も印象的。
9月にも同じ演目をやるようなので、
強くオススメします。
また行けたら行こうかな?

オーチャード・ホールからの帰りは、
つい寄ってしまう「麗郷」で一杯。
酒のツマミとして注文した
五目入り焼きそばをはじめ、
やはり安定して美味しい。

ごちそうさまでした。