インバルのマーラー「大地の歌」

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東京芸術劇場で開催された、
エリアフ・インバル指揮
マーラー「大地の歌」を聴いてきた
座席は1階M列12番。
とても見通しのいい席だった。

マーラー:交響詩《葬礼》
   ***
マーラー:大地の歌

指揮/エリアフ・インバル
コントラルト/アンナ・ラーション
テノール/ダニエル・キルヒ

前半の「葬礼」は、
交響曲第2番「復活」第1楽章の初稿にあたるもの。
途中でバッハのフーガが
引用されているのが特徴的な曲だ。
インバルは、
この曲の劇的な要素を活かして、
感動的な盛り上がりを演出していた。

「大地の歌」は、
ドイツ語の歌詞が聴き取れないので
集中力を保つのが辛かったが、
オリエンタルな楽想の第3楽章から、
メロディが心に食い込んできた。

コントラルトのアンナ・ラーションと
テノールのダニエル・キルヒの声も素晴らしく、
なかでもアンナが歌った
全曲の半分にあたる第6楽章は圧巻の出来だったと思う。

インバルも万雷の拍手に応えて嬉しそうでした。

東京芸術劇場の後は、
定番の「ふくろ」でホッピー片手に反省会。
喉が渇いていたので酒が美味しく、
音楽の話をするのは忘れてました(笑)。