ユーミンに感動!

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今夜は、
単独では数十年ぶりに観た松任谷由実のコンサート。
東京国際フォーラムホールAの
2階11列23番。
遠いけど、よく見える席だった。

僕は野暮用で遅れて2曲目から。
予想より爆音の中で、
アルバム「宇宙図書館」からの曲を中心にしてスタート。
途中でキラ星のようにあるヒット曲を
ふんだんに聴かせる。
やはり、「ひこうき雲」には
条件反射的にウルっとしました(笑)。

今回のツアーのセットリスト

図書館をモチーフにした
ミュージカルの舞台のようなセットの中を、
63歳のユーミンが走り踊り回る。

アンコールはヒット曲メドレー。
東京国際フォーラムホールAの客を
2階までほぼ総立ちにさせるパワーには敬服した。

再度出てきてのアンコールは「青いエアメイル」。
しみじみといい雰囲気で終わった。

たしかに、
彼女のトレードマークとも言える
高音のファルセット・ヴォイスはもうあまり出ず、
苦しげな地声は歳を感じさせたけど、
ちょっと忌野清志郎を思わせる、
蓮っ葉な迫力も出てきている気がする。
声の透明感と引き換えに
リアルな味のある声を獲得したのだと思うと感慨深い。

バックバンドのロックの迫力と
お洒落なポップさが極まって、
変な例えだけど、
ABBAと越路吹雪を合わせたような印象を受けました。

いい時間が過ごせた。
チケット抽選に当たってよかった!(笑)

そういえば、隣に座った
われわれより年配のカップルが興味深かった。

妻の隣に座った奥さんらしき女性は、
コンサートが始まるとお腹がグーと鳴り出し、
いきなりガサゴソとパンを食べ出したそうです。
そして、歌い始めたユーミンの声を聴いて
「こんなの歌じゃない」と吐き捨てたのだという。
(僕は少し遅れたので見ていない)

コンサートの途中は、
わざとらしくアクビをするは、
ガクッと頭を垂れて居眠りをするは、
はては、耳を指で塞ぎ始めた。

たしかに音はけっこう大きくて、
妻も「かなり爆音だね」と言っていたが、
イヤなら出ていけばいいだけなのに・・・。
僕が隣だったら、
「そんなに聴きたくないなら出てけよ!」と言っていたかも(笑)。

最後はカバンを膝の上に置いて
すぐにでも出られる態勢を取り続けて、
本編が終わると同時に、
文字通り「ほうほうのてい」で出て行ってしまいました。
アンコールが聴きたそうな旦那さんらしき人は、
一瞬ためらった後に出て行っちゃった・・・。

何だったんだろ(笑)。