「葬送の歌」と「悲劇的」

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オペラシティでの
エサ=ペッカ・サロネン指揮による
フィルハーモニア管弦楽団の公演を聴いてきた。
座席は1階25列32番。
わりと観やすい席だった。

●曲目
・ストラヴィンスキー:葬送の歌 op.5 [日本初演]
・マーラー:交響曲第6番イ短調 《悲劇的》

長く楽譜が紛失していて
2015年に発見された
ストラヴィンスキー「葬送の歌」日本初演と、
マーラーの交響曲第6番の演奏。

厳かな雰囲気で、
ある意味ミニマルな印象もある「葬送の歌」は、
「悲劇的」とも呼ばれる第6番交響曲の序曲として
ピッタリの組み合わせだった。

マーラーは万雷の拍手を受けた快演。
メリハリの効いた演奏だったが、
最強奏の時は、
オペラシティホールのキャパでは耐えきれないのか、
やや音が歪んで聴こえた気がする。

端っこの席だったせいかも知れないけれど。
抑えめに演奏された第3楽章が個人的には強く印象が残った。