"そういえば、かなり昔のことですが、
雑誌に書評を頼まれたとき、
存在しない本の書評を書いたことがあります。"
(村上春樹)
ええっ?
そのまま載っちゃったそうです(笑)。
今日読み終わった、
『村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事』から。
"昔のことだから、もう時効だと思う。
...そんなのみんなやってるかと思ってたけど。"
「やってませんよ(笑)」とは、
対談相手の柴田元幸さんの答え。
そりゃそうですよね(笑)。
"僕はどちらかといえば、
他人の文体に自分の身体を突っ込んでみる、
という体験のほうに興味があるんです。
自分のほうに作品を引っ張り寄せてくるというよりは、
自分が向こうに入って行って、
「ああ、なるほどね、こういうふうになってるのか」と納得する。"
こんな深い話もありますが、
自分で訳した『ジャズ・アネクドーツ』で、
村上さんが好きな話も。
"ドラマーのバディ・リッチは入院するときに
看護師に「なにかアレルギーはありますか?」と訊かれ、
「カントリー・アンド・ウェスタン音楽」と答えた"
(笑)
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