エスペランサの変身

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お台場「ZEPPダイバーシティ東京」での、
エスペランサ・スポルディングのコンサートを観てきた。
2階のわずかな席以外はスタンディング。
それでも大混雑とまでは行かなかったので、
ある程度余裕で観られた

今回のコンサートは、
最新CD「エミリーズ・D+エヴォルーション」
舞台で再現したライヴ。
CDより何倍も素晴らしかった!
こちらのインタビューそのままに
自信溢れたパフォーマンスだった。

「自由に生きる」というメッセージの
ミュージカル仕立て。
エミリーという別人格を演じることによって、
音楽的な脱皮もはかったのだと思う。

「分かりきった役割を演じるな。
無条件の愛を信じろ」的なメッセージも、
美貌とスタイルの良さと、
何よりもジャコ・パストリアスばりの
迫力のベース演奏で力づくで納得させられた。

"ベースのうまい
フュージョンもできるジャズ・ヴォーカリスト"という
ありきたりなイメージを、
確信的に脱した素晴らしい変身。
ライヴで観た後に、
意図がよりよく分かるようになった。

音的には、
プリンスが開拓した、
ファンクやロックを融合した語法を
完璧に体現していた。
プリンスとの共演で有名になった
「パーカッショニスト"シーラ・E"のベーシスト版」
というキャッチフレーズが浮かびました(笑)。

コンサートの後は、
ゆりかもめで新橋に出て、
飛び込みで入った台湾料理屋「香味」で一杯。
ちょっとしょっぱかったけど、満足しました。

ごちそうさまでした。