東京オペラシティで
ショパン国際コンクール優勝者、
チョ・ソンジンのリサイタルを観てきた。
座席は1階26列1番。
端っこだが意外に観やすい席。
曲目)
ショパン:ノクターン ハ短調 op.48-1
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.35「葬送」
スケルツォ第2番 変ロ短調 op.31
***
24の前奏曲 op.28
アンコール)
ショパン:英雄ポロネーズ(ポロネーズ第6番 op.53)
バッハ:フランス組曲第5番ト長調 BWV816よりⅢ.サラバンド
最初はあれ?と思ったが、
総じて素晴らしい演奏だった。
コンクールで弾いたピアノ曲を
再現したプログラムらしい。
とくに印象に残ったのは、
ピアノ・ソナタの葬送行進曲、
スケルツォ、前奏曲の「雨だれ」と最終第24曲、
そして、コンクールで
ポロネーズ賞も獲ったというポロネーズ。
ゆったりと情感をこめて弾く
チョ・ソンジンの手元に
聴衆の心が吸い取られるような求心力と、
重めのメロディでの
ドラマチックな弾きぶりは、
さすがはチャンピオンという感じ。
ちょっと違和感があるのは、
軽めで速いメロディの時。
もう少しメロディ・ラインを
歌わせてほしいと感じる瞬間が多かった。
どうも最近の傾向のようだが、
大事なセリフを
通りすがりのようにサラッと
言われてしまった芝居みたいで、
少し残念。
しかし、
最後のサラバンドを聴いても
表現力は抜群だから、
ショパン以外の作曲家の曲の演奏も聴いてみたい。
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