姿勢のいいダン・タイ・ソン

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紀尾井ホールで行われた
ダン・タイ・ソンのピアノ・リサイタルを観てきた。
座席は1階7列第1番。
2012年に聴いた
彼の弾くベートーヴェン協奏曲
全曲演奏会は記憶に残っている。

   プロコフィエフ: つかの間の幻影
   シューマン: ダヴィッド同盟舞曲集 op.6
      ***
   ラヴェル: 高雅で感傷的なワルツ
         ソナチネ
         亡き王女のためのパヴァーヌ
         水の戯れ
         ラ・ヴァルス
   
   アンコール)
   ショパン: ノクターン ト短調 op.37-1

前半の
プロコフィエフとシューマンの曲は
馴染みがなかった。
プロコフィエフは
正直言ってよく分からなかった。
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集は
もう一度聴いてみたい、
技巧的で面白い曲集だった。

有名な曲ばかりで耳に馴染んでいる
後半のラヴェルは圧巻。
中でも、
今日の白眉は「ラ・ヴァルス」。
スックとまっすぐ座ってほとんど肩も動かさない
ダン・タイ・ソンだが、
魔法のような柔らかなタッチとものすごい超絶技巧で、
手元を観ているだけでも楽しい。

ヴェトナムに生まれて東洋人として初めての
ショパン・コンクール優勝者になったダン・タイ・ソン。
このところ、
アヴデーエワ、ツィメルマンに加えて
同コンクールの優勝者続きだが、
音楽の力もさることながら、
みんなスペクタクルな魅力が素晴らしい。