レーピンの速弾きに圧倒されて

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すみだトリフォニーホールで、
ヴァイオリニストのワディム・レーピンと
新日本フィルハーモニー交響楽団の
公演を聴いてきた。
座席は1階8列26番。

   ベートーヴェン/序曲「エグモント」
   ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102
      ***
   ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調

ベートーヴェンのエグモント序曲で始まり、
2曲目は、チェリストの
アレクサンドル・クニャーゼフも参加して、
ブラームスのヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲。
初めて聴く曲だ。

柔らかな音色のクニャーゼフのチェロと、
どちらかというと荒々しく鋭いレーピンのヴァイオリンの
組み合わせは最初はちょっと違和感があった。
それでも、
美しいメロディーが印象的な
第2楽章からがぜん面白くなった。
交響曲第5番になる予定だったともいうが、
響きと構えの大きい曲。
またいつか聴いてみたい。

後半はお目当ての
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番。
以前、
今日はコンサート・マスターを務めていた
崔文洙の演奏で聴いて好きになった思い出の曲。
その時は、
ロシア的なゆったりとしたメロディの
第3楽章が感動的で印象に残っているが、
今日のレーピンの演奏では、
飛ばしに飛ばした最終楽章に圧倒された。
人間業とは思えない早弾きの
姿を見ているだけで興奮してくる。
生で観たせいか
オーケストラのピッチカートの
音の美しさとアンサンブルの見事さが印象的だ。

満員とはいえない聴衆が興奮して万雷の拍手。
いいものを観せてもらった。

今週はすべてずいぶん前に取ったチケットだけど、
クラシック・コンサート週間になりました。