歌うベーシスト

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アルバム「Radio Music Society」
を聴いて気に入った
エスペランサ・スポルディングコンサートを観てきた。
席はオーチャード・ホールの
1階19列22番。

てっきり、
"ベースも弾けるソウル・シンガー"
だと思っていたが、
観始めて誤解だったことに気がついた。
"声とベースという
ふたつの楽器を持ったジャズ奏者"
というのが本質だ。
認識不足でした。
どちらも、
グラミー受賞が頷ける力量だった。

ブラスが7人とバック・ヴォーカル2人、
それにギター、ピアノ、ドラムスという
ちょっとしたビッグバンド編成。
前半は予想よりもゴリゴリのジャズだった。
彼女の容姿と歌声を
まず期待した観客(私です)には、
ちょっと肩透かしな感じがしたが、
後半は強力なドラムと
彼女のベースで観客を総立ちにしてしまった。

ジャズ好きも多かったようで、
ぼくの隣の客は最初からノリノリだった。
誰も立ち上がってはいなかった前半も、
客席は静かに燃えていたんでしょうね。

アンコールの後で、
「また来ます」と言い残して、
スラッとスタイルのいい
エスペランサは去って行った。
気持ちのいいコンサート。

またぜひ観てみたい。

できれば間近で・・・。

同日観られた方のブログ。
ご参考までに。

→Glory Days「桁違い・・・」
→中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar「Esperanza Spalding@オーチャード・ホール」

追記)
こちらのブログによると、
当日のセットリストは下記の曲だそうです。
よいちゅうぶ「Esperanza Spalding(13/03/19 Bunkamuraオーチャードホール)」

setlist.
1.Us(T.Jones)
2.Hold On Me
3.I Can't Help It(S.Wonder)
4.Smile Like That
5.Crowned & Kissed
6.Black Gold
7.Cinnamon Tree
8.Endangered Species(W.Shorter)
9.Radio Song

ec.I Know You Know