"ホワイト・フラジリティ"

"有色人種の「有色」とは「白人」との対比を前提としたものだ。
そこには白人は「無色」=「人間の標準」だとする暗黙の了解がある。
それゆえ白も色の一つにすぎないとの現実を突きつけられると
白人は大きく動揺するという。"

今日の日経読書欄「この一冊」の『ホワイト・フラジリティ』書評から。
こうした「白人の心の脆さ」を"ホワイト・フラジリティ"と表現しています。

「有色」を「外人」、「白人」を「日本人」と読みかえたら
同じ構造があるかもしれませんね。

"米国の人種問題を扱った本ではあるが、
提起されている問題は極めて今日的であり、
多文化化する日本に暮す私たちも決して無縁ではいられない。"