日本代表の伸びしろ

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

"...けがで出遅れていたウイング三笘薫が
準決勝でベンチ外になったのは残念だった。
3位決定戦の残り約30分、0-3になってから
やっと出てきた三笘がみせた大立ち回り。
得点も決めて、調子は上々にみえた。
だからこそ、準決勝の延長戦に
三笘がいればスペインに勝てたかも、と思う自分がいる。"

今日の日経スポーツ欄「スポーツトピア」は、
中村憲剛の「不足を未来の伸びしろに」です。
五輪の敗因と今後について書いています。

まず、メンバー交代について。
"中2日で続いた熱暑の6連戦を
日本はメンバーを大きくいじらず戦った。
3連勝だった1次リーグの好調が
森保一監督を動きづらくした面もある。
結果、主力選手は疲労を抱えることになるのだが、..."

つぎに、選手おのおのの個人戦術の不足について。
"久保建英を例に引いてみよう。
若くしてスペインリーグでもまれる彼は、
Jリーグにいた頃から守備力を大きく成長させていた。
一方でボールを持つと攻め急ぐところがあった。
パートナーの堂安律と築いた「ふたりの世界」は、
疑いなく1次リーグの日本を走らせた。
だが自分たちだけでケリをつけようとするあまり、
ほかの味方を遠ざける傾きもあったように思う。"

トーナメントに入ってからは
久保のボールの持ち過ぎが目につきましたね。

".久保をとがめているのではない。
日本サッカーの未来を象徴する彼に足りないものは、
そのまま日本の伸びしろとなりうる。
そんなふうにポジティブに考えたい。"

ほかにチームとしての緩急のなさも指摘していますが、
地力がついていることも間違いないので、
中村憲剛の言うように、
不足を認識して未来の伸びしろとしてもらいたいものです。