菅首相はなぜテニスが下手なのか

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"記者会見や国会審議は、
スポーツに例えるならテニスだと思う。
記者や野党議員が打ち込んだ球を首相以下閣僚が打ち返す、
返しては打ち、打っては返す。
その真剣なラリーの応酬に、
政治家の気迫や努力の跡を見て取るからこそ、
人々の政治に対する理解は深まり、
信頼が醸成されるのだ。"

" だから私はこの4カ月半、
首相はなぜテニスが下手なのか、
ずっと考えてきた。
やる気がないのか。向いてないのか。練習不足か。
そして気づいた。
首相は打ち返すどころかそもそもラケットを握っていない。
首相がやっているのはいわばドッジボール=避球、
「投げられるボールを避けdodge、逃げ回るところから生まれた名称」
(ブリタニカ国際大百科事典)である。
日本ドッジボール協会の理念にはこうある。
「ドッジボールではその『かわす、逃げる』が神髄なのです」
「上手に逃げることができればヒーローにもなりえるのです」"

今日の朝日新聞11面オピニオン欄「多事争論」から。

じつに痛烈な批判ですね。
ぜひどこかで原文に当たってみてください。

前首相にもキツいこと書いてます。

"前首相はラケットを握ってはいた。
だがアウトをインと言い張ったり(結局やっぱりアウトだったり)、
ルールを勝手に読み替えたり相手をやじったりして競技を汚した。"

(笑)