初めてのオーディオ・セット

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友人がダイナコのスピーカーを
閉店した喫茶店から引き取った話を読んで、
自分の初めてのオーディオ・セットを思い出しました。

ほんとの最初は
中学の時に買ってもらったプラスチック製の
"卓上電蓄"(死語?)だったけど
いろいろ検索してもどんな機種だったのか不明です。
オーディオについての知識が
全くなかったのでそれでも大満足でした。

その後、
「無線と実験」や「スイング・ジャーナル」を
読むようになって飽きたらなくなって、
父親にせがんで秋葉原に
オーディオ・コンポを買いに行くことになりました。

もう手元には全てないのでうろ覚えですが、
選んだスピーカーがJBL L16、
アンプとFM/AMチューナーがYAMAHAの
たぶんCA-800、CT-800で、
レコード・プレーヤーが
TOSHIBAオーレックスのたぶんSR-355でした。

当時のオーディオの教科書は
SJのオーディオ欄で、
このL16の記事を読んだのでしょうね。

L16はアルニコ・マグネットの20cmウーファーが
コンパクトな割にけっこうよく鳴りました。
ウレタンエッジがボロボロになったのを人工皮のエッジに交換して、
サブとして使い続けましたが、ツイーターが壊れてお終いになりました。

YAMAHAのアンプチューナーのセットはデザインが気に入りました。
出力がB級とA級で切り替えられる面白いアンプでしたが、
切り替えても効果はよく分かりませんでした(笑)。

いちばんの問題は
秋葉原の店員に強く薦められて選んだオーレックスでした。
トーンアームがなんだか不安定でした。
JBLもYAMAHAもモダンなデザインだったので、
もうちょっとデザインにも拘った方がよかったと後悔しました。

こうやってみると、
L16の試聴記がSJに載ったのが1974年11月なので、
コンポを買ったのは1975年頃のようです。
高校3年ですね。
それまでは、プラスチック製の卓上電蓄で
我慢していたのだと思いますが、
実際はほとんどラジオだったんでしょうね。

高校になったら
甲府のレコード店「サンリン」に入り浸って、
辞書を買う金が必要だと言って小遣いをもらって
LPを買っていたのはもう時効ですね(笑)。