辻井伸行 三浦文彰 オルフェウス室内管弦楽団

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

今夜は紀尾井ホールで
「辻井伸行 三浦文彰 オルフェウス室内管弦楽団」
コンサートを聴いてきました。
1階19列1番。
多少窮屈だけど観やすい席でした。

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番《トルコ風》[ヴァイオリン:三浦文彰]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番[ピアノ:辻井伸行]
***
ラヴェル:クープランの墓
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調[ピアノ:辻井伸行]

三浦文彰のヴァイオリンは
なんだか音に伸びがなくてピンときませんでした。

ベートーヴェンでの辻井伸行のピアノは、
得意の軽快で粒立ちのいいリリカルな音が気持ちよく、
オルフェウス室内管弦楽団の
しなやかな演奏とあいまって感動的でした。

さらによかったのがラヴェルのピアノ協奏曲。
一転してややラフなくらいにハイスピードで弾いて、
すごいドライヴ感でした。
特に第1楽章!
思わず拍手しそうになりました。

辻井のリリカルなピアノに
ピッタリだと思っていた美しいメロディの第2楽章は、
期待ほどではありませんでした。
先日聴いた清水和音の方が少しよかったかな?

しかし、最終楽章はまたも
ごきげんなドライヴ感で締めくくってくれました
。全体にラフに弾くのがコンセプトだったのかも?
オルフェウスも街の楽隊的な
ユーモラスでエキゾチックな演奏で楽しかったし・・・。

指揮者のいないオルフェウス室内管弦楽団は、
曲によってコンサートマスターが交代したり、
その他の演奏者も頻繁に位置を変えて、
自由自在な雰囲気がいい感じです。
サウンドも素晴らしかった。

香港では
ショパンのピアノ協奏曲第2番を弾いたらしいけど、
それは聴いてみたかった!

コンサートの後は
吉祥寺「焼酎家 わ」で軽く一杯。
えぞ豚肩ロース、ハラミ、脂W付きホルモン、
コリコリ、厚揚げ、きゅうり、岩のり
などを美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。