「ポリーナ、私を踊る」に仕込まれたもの

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【ネタバレ注意!】
録画してあった2016年公開の
映画「ポリーナ、私を踊る」を観ました。

よくある挫折と克服の青春ストーリーですが、
音楽で感動したので、
ここに備忘として書いておきます。

主役のポリーナがバレエを教わった教室で、
なぜか彼女に目を付けながらも
厳しく当たっていた教師がいました。
踊りのバックにフィリップ・グラスの曲を使って教えていて、
ロシアにしては珍しいなと思っていました。

ポリーナはボリショイ・バレエ団を経て、
コンテンポラリー・ダンスを目指すのですが、
その前に恩師に向かって言いました。

「先生は反体制的ですね。アメリカの音楽を使っているし・・・」

ネタバレになったら申し訳ありませんが、
映画の大団円の最後にかかるのが
フィリップ・グラスのヴァイオリン協奏曲。
恩師がかけていたグラスの曲(の発展型?)なんです。
その仕込まれた意味に感動しました。

かかっていた演奏も、
たぶん私の愛聴盤のこちらだと思います。
https://www.naxos.com/catalogue/item.asp?item_code=8.554568