私の音楽的嗜好は
"ニューミュージック・マガジン"(現・ミュージック・マガジン)に
大きく影響を受けています。
ただし、クラシック音楽は除きますが・・・(笑)。
今月のミュージック・マガジンは
創刊50周年ということで、
1969年4月の創刊号68ページが
まるまる復刻されて付録として付いています。
ジミ・ヘンドリックスの「エレクトリック・レディランド」が
出た月らしく、広告も出てますね。
レコード評の採点では92点。
この月の最高点は
バター・フィールド・ブルース・バンドで95点です。
創刊号はとっても薄くて、
あまり出回らなかったらしいので読んでいません。
この雑誌をいつ頃から読み始めたのか分からないけど、
中学生になった頃からでしょうか。
1971年に出たスライ&ファミリー・ストーンの「暴動」は、
ミュージック・ライフのレコード評を読んで
よく分からないながらも聴き始めたのをはっきり覚えています。
ロックからソウルに興味が移り始めたその頃から
ニューミュージック・マガジンを読み始めたのでしょうかね?
ニュー・ミュージック・マガジンからは
ワールド・ミュージックを教わりました。
レゲエもサルサもアフリカ音楽も
ブラジル音楽もこの雑誌に教わりました。
創刊編集長・中村とうようさんについては、
音楽評はもちろんコラムもずいぶん読んだので
影響は大きいと思いますが、
彼の人間的な頑固さには最終的に馴染めませんでした。
老いを感じて、
蒐集したレコードも本も引き取り手を見つけて寄贈して、
身辺整理をしてからマンションから飛び降りて
自殺してしまった中村とうようさん。
wikiによると、
「生前の意思により葬儀は行われず」とあるので、
最後まで頑固な人でしたね。
しかし、
ロックの歴史という意味でも、
この雑誌の50周年は感慨深いですね。
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