"がれきの街で生まれた奇跡の赤ちゃん"

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"揺れた瞬間、父が母に覆いかぶさったこと。
火の手が見え、家を出たこと。
避難先の小学校で破水したこと。
見ず知らずの女性が車で休ませてくれたこと。
病院へ向かう道が渋滞し、
警官に頼み込んで車線の脇を誘導してもらったこと"

今日の朝日新聞「天声人語」は
1995年1月17日生まれの
"がれきの街で生まれた奇跡の赤ちゃん"
神戸市の会社員中村翼さんの話。

成長する姿をテレビが追い、
小学生になるとプロ野球の始球式に招かれたりして、
思春期にはそれが負担で悩んだという。
東日本大震災の後になって、
生まれたときのことを両親に尋ねたのだそうです。

"4時間かかってたどり着いた病院が停電していたこと。
父の懐中電灯に照らされて生まれたこと。
倒壊の恐れから病院を出たこと。
深夜まで産湯を使えなかったこと――。
自分が生きているのはまさに奇跡だと思った"

本当に奇跡ですね。涙が出ます。

これ以上引用すると、全文になってしまうので、
できれば、原文をお読みください。