シャルル・リシャール=アムランでコンサート始め

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今日は今年初めてのコンサート。
ショパン国際ピアノコンクール第2位の
シャルル・リシャール=アムランのリサイタルでした。
場所は銀座ヤマハホール。
座席は1階D列6番。とても観やすい席。
ピアノはもちろんヤマハ。

●曲目
W.A.モーツァルト
・幻想曲 ニ短調 K.397

F.ショパン
・即興曲 第1番 変イ長調 Op.29
・即興曲 第2番 嬰へ長調 Op.36
・即興曲 第3番 変ト長調 Op.51
・幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66

A.ババジャニアン/エレジー(アラム・ハチャトゥリャンの想い出)
・前奏曲 - ヴァガルシャパト舞曲
・即興曲 「エクスプロンプト」
・カプリッチョ

R.シューマン
・アラベスク ハ長調 Op.18
・ピアノ・ソナタ 第1番 嬰へ短調 Op.11

モーツァルト、ショパン、シューマンに加えて
現代のアルメニア作曲家
ババジャニアンの曲というプログラム。

モーツァルトらしくない翳りある音色でスタート。
ショパンの4曲でアムランもこちらもノってくる。
ババジャニアンの曲は初めて聴きましたが、
分かりやすくコンサート向きな派手な曲で楽しめました。

後半のシューマン、特にピアノ・ソナタ第1番は、
アムランの優しくよく響く音色が活かされて、
素晴らしい出来。

そして、
アンコールにショパンのノクターン《遺作》と
バッハのアリオーソ。
これぞ、
彼に期待していた抒情溢れる十八番です。

今回は、
ショパンコンクールというレッテルを
少しずらしたプログラムで、
なかなか面白く、
小ホールで近くで聴けたのは嬉しかった。

それでも、やはり
彼にはゆったりとしたバラード調を期待してしまいます。
聴き手はワガママなものですね(笑)。