ある屋台のことをふと思い出した。
武蔵境駅北口に軽トラのラーメン屋台があった。
いわゆる典型的な東京ラーメンで、
深夜営業なので、仕事帰りに何度も食べた。
とてもよく工夫された屋台だった。
おそらく屋根に水のタンクが仕込んであり、
屋根を支える柱に取り付けてある蛇口から飲み水が出てきた。
書類棚のような木の小さなタンスには、
麺、海苔、メンマ、なるとなどが
整然と仕分けられていた。
ラーメンを作る手順が厳密に決まっていて、
長ネギは丼の上で刀削麺のように削って載せてくれる。
私が大学生になった1976年には少なくともあって、
それから10数年はあったと思う。
にんにくラーメンは、
生にんにくをクラッシャーで潰して載せてくれた。
当時としては珍しかったのではないかな?
破壊的に美味しかった(笑)。
屋台のオジサンは、
一度ボケかけて甦って、あるとき忽然と消えました。
この屋台のラーメン食べたことある人いますか?
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