マーラー「千人の交響曲」を聴いてきた

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オーチャードホールでの
山田和樹指揮による日本フィルハーモニー交響楽団の
マーラー・ツィクルス第8回、
マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」を聴いてきた。
座席は1階32列40番。
やや遠いが全体像が摑みやすい席。

●曲目
武満 徹 : 星・島(スター・アイル)
   ***
マーラー : 交響曲 第8番 変ホ長調「千人の交響曲」

ソプラノ:林 正子、田崎尚美、小林沙羅
アルト:清水華澄、高橋華子
テノール:西村 悟
バリトン:小森輝彦
バス:妻屋秀和
合唱:栗友会合唱団、武蔵野合唱団、東京少年少女合唱隊

最初に必ず
武満徹の曲を合わせるこのツィクルス。
今回は「星・島(スター・アイル)」。
宇宙的というか、気持ちいい響きに少し寝てしまった(笑)。

休憩後は
マーラー第8番の第1部と第2部90分を一気に演奏。

第1部は、
合唱団3つが合わさった大合唱団の気合が少し入り過ぎたか、
ちょっと一本調子で、音楽の起伏にやや欠けた気がした。

しかし、
しっとりとした演奏から始まる第2部は、
構成も起伏に富んでいる分、
天国的なアダージョや感情が爆発する歓喜のクライマックスなど、
素晴らしい演奏だった。

さすが大人数での
マックスの音量は地響きのようにお腹に響く。

山田和樹の指揮は
ややオーバーアクションだけど、
この曲ではそれが盛り上がりに寄与していたと思う。

なかなか聴けない曲のなかなかの名演。
素晴らしい午後になった。