モンテーニュ入門の書

『寝るまえ5分のモンテーニュ 「エセー」入門』
(アントワーヌ・コンパニョン著)を読了。

ラジオで人気を博した番組を書籍化したものだという。

シャルル・ド・モンテーニュの『エッセー』の引用を中心に、
40のコンパクトな解説をした手頃な本。
しかし、中身は十分思索的で重みがある。

"...世界でいちばん高い玉座の上にあがったとしても、
われわれはやはり、自分のお尻の上にすわるしかない。"
(第三巻第一三章「経験について」)

久しぶりに『エセー』が読みたくなる。