ワルキューレ!

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新国立劇場で
ワグナーの「ワルキューレ」を観てきた。
座席は1階12列5番。
観やすい席だった。

第一幕。
素晴らしかった。
特に、
弦楽器のしなやかかつふくよかな音色が、
ワグナーの根源的な魅力をよく表現していたと思う。

第二幕は、
ヴォータン、フリッカ、ブルュンヒルデの
歌手の出来が素晴らしかった。
何しろ声が大きくて通る。
ヴォータンとフリッカは、スタイルもいいし(笑)。

第三幕は、
文句なしに良かった。
第二幕の、
気持ちよく盛り上がろうとすると寸止めになる
ジリジリした気持ちが、
フィナーレで綺麗に解消されて、
素晴らしかった。

「映像収録」と掲示されてたから、
どこかで観られるかもしれないですね。

舞台演出は総じて素晴らかったが、
ワルキューレたちが
倒れた戦士たちを運んでくる第三幕最初のシーンは、
死姦のイメージでハッキリ言って不快。
あれは再考してほしい。