分かりやすく「ワインを語る」本

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ワイン評論家・マット・クレイマーの著書
「マット・クレイマー、ワインを語る」を読了。

彼が連載したコラムを集めたもの。
以前の本と同じ繰り返しもあるが、
ある意味で集大成。
マットの考え方がよく分かる。

文章は分かりやすく、例え話が絶妙。

たとえば、
ブラインド・テイスティングについての批判。

   「音楽を聴くとき、
   作曲家や演奏家を知っていたら、
   私たちの鑑賞力や洞察力は鈍くなるだろうか。
   まさにその反対だと思うのだが」

また、
「今飲んでいるのが偉大なワインだってことは、
どうすればわかるんだい?」と質問されて。

   「偉大なワインを飲むと、
   自分が天才になったような気がするよ」

映画「モンドヴィーノ」に対する
痛烈な批判の記事もある。

ワインに興味あるすべての人にお勧めします。