ハンヌ・リントゥ指揮
シベリウス生誕150年記念/
交響曲全曲演奏会第3回を聴いてきた。
第1・2回の新日本フィルとは
オーケストラが変わってる。
座席は3回とも同じ1階20列13番。
観やすくていい席だった。
ハンヌ・リントゥ[指揮]
フィンランド放送交響楽団[管弦楽]
曲目)
シベリウス/交響詩「タピオラ」
交響曲第7番
***
交響曲第5番
アンコール
組曲「ベルシャザール王の饗宴」op.51より「ノクターン」
悲しきワルツ
前半のオーケストラは大変な大人数。
弦の精妙なコントロールが素晴らしい。
フルオーケストラで
森のさざめきのような極小の音を出すと、
そのアンサンブルの揃っていることと
音の繊細さに鳥肌が立つ。
交響詩「タピオラ」、
交響曲第7番のどちらも
楽章が一つなので構成感がつかめず
苦手なタイプだが、
迫力あるヴァイオリンを中心とした
弦の響きを堪能することができた。
とくに交響詩「タピオラ」の後半と
第7番のクライマックスでは、
断片的なフレーズを繰り返し演奏するなど、
スティーヴ・ライヒなどの
ミニマル・ミュージックを思わせる一面もあり、
ほのかに前衛的な香りもして、
シベリウスの到達した境地をかいま見た気がする。
後半は若干オーケストラの人数が減っていた。
第5番は、分かりやすい構成。
これも弦の響きが印象的。
第2楽章の長いピッチカートによる甘い演奏と、
リントゥの指揮姿の視覚的効果も狙った
演劇的なエンディングが興奮を呼ぶ演奏だった。
アンコール1曲目「ノクターン」が
絶妙なコントロールで素晴らしい出来だった。
後味を考えたら、
「悲しきワルツ」はなくてもよかったかも・・・。
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