東京文化会館小ホールで
再びアレクサンドル・メルニコフの公演を聴いてきた。
今度の座席はE12列。それなりに観やすい席だった。
曲目)
ショパン:24の前奏曲 op.28
スクリャービン:
幻想曲 ロ短調 op.28
2つの詩曲 op.32
ピアノ・ソナタ 第3番 嬰へ短調 op.23
5つの前奏曲 op.74
アンコール)
プロコフィエフ 束の間の幻影 より Ridicolosamente
ブラームス 6つの小品 No.3
シューマン 子供の情景 より 第1曲 見知らぬ国と人々について
前半はショパン「24の前奏曲」。
これは、これまでに
全く聴いたことのないグロテスクなもの。
左手の低音部が強調されて
ショパンにしては重々しい演奏。
ちょっとホラー映画のような雰囲気も(笑)。
普通だと息抜きというかアクセントになる
可愛らしい曲が超早弾きで弾かれて、
緊張感が続く。
ショパンの音符を元に
メルニコフが分解して
組み立て直してアレンジした感じ。
フレージングや間の取り方が独特だ。
ヴァレリー・アファナシエフ的というか・・・。
メカニカルに完璧なポリーニや、
爽やかに飛ばすアルゲリッチなどの演奏の対極。
ショパンの意図とは関係なさそうで、
欧米なら怒り出す人もいそうだ。
賛否両論ありそうたが、
記憶に残る演奏であることは間違いない。
後半のスクリャービンは、
ピアノの音色で楽しませてくれたが、
全体に力が入り過ぎて弾き急いでいる感じが
最後まで拭えなかった。
アンコールの小品では、
自在なコントロールを見せていただけに、
なんだか不思議だし残念だった。
まあ、こんな日もありますよね。
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