今朝の日経新聞「2014年の秀作<上>」から、
感じるところのあったものをピックアップ。
黒田杏子選の俳壇から3句。
火を消して山を鎮めて春の雪 阿蘇・井澤俊子
復興に闇あり闇を飛ぶ蛍 石巻・石の森市朗
月冴ゆるいのちの冴ゆる砂時計 西宮・今井貴秀
どちらかというと苦手な歌壇は、
三枝昂之選から3首。
息の根を止めたと思った戦争が廊下に立ちて茶の間を覗く 盛岡・藤原建一
山羊さんの最初の手紙の用件はまどさん死して永久の秘密に 東京・種谷良二
人生に終りのあるということの何故か明るし秀麗の朝 横須賀・丹羽利一
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