妻といふこの世の菩薩花を待つ(石巻 石の森市朗)
今日の黒田杏子選の俳句だが、
この作者・石の森市朗さんに対する
選者の賞賛が尋常じゃない。
"この作者の作品はぐんぐんと厚みと幅を増し、
俳句という世界最短の詩型が
人間のこころとたましいの器であることを
証明するものとなっている。
3・11が生んだ作家の代表的一人ではないか。"
ちゃんと読んだ覚えがないが、
こちらによると
先々週の俳壇にも採られていたようだ。
三月や命根こそぎ攫われて(石巻 石の森市朗)
この同じエントリーに採られている
桃心地さんにはいつも感心していたが、
見逃していたのかな?
ゆきゆきゆき不明者覆ふゆきゆきゆき(大船渡 桃心地)
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