驚愕の指し手

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ちょっと前のことで、
書き忘れていたが、
11日の第22期竜王戦七番勝負第3局で、
渡辺竜王が勝負手を放った。

以下は、
中継サイトの96手目△7九銀コメント。
ちょっと長いが引用させてもらう。

   「ふえー?」(山崎七段)
   「△7九銀!」(阿部八段)
   「…(無言のままモニターを見つめる。そして咳払い)」(谷川九段)
   「これは勝ちましたという手ですよ。見えなかったなー」(山崎七段)

    (中略)

   銀打ちを見た森内は、プクッと頬を膨らませた。
   そして姿勢を正して包み紙に入ったお菓子を口にする。
   その後にゆっくりとお茶を飲み、おしぼりで額を拭う。
   とても読んでいたという雰囲気ではない。

    (中略)

   阿部八段「痛いな。△7九銀は痛い」
   山崎七段「なんで気付かなかったのかな。△7九銀」
   阿部八段「弱いからや!」
   山崎七段「こんなに棋士がたくさんいるのに…」
   阿部八段「ヘボだからや!」
   山崎七段「谷川先生もいらっしゃいましたが…」
   阿部八段「たっ、谷川先生も眼鏡をこうクイッとされてはったもん」

実際、この後アッという間に
渡辺竜王の勝ちが決まってしまった。
棋士にも驚愕の指し手というのが、
あるもんですね。

面白かった!