忙しい一日

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日曜日はFC東京の
鹿島アントラーズ戦を観て
やや落ち込んでサントリーホール。

アラン・ギルバート指揮
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団

曲目は
モーツァルト : ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488(ピアノ:梯 剛之)
ブルックナー : 交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」

今回の席はオーケストラの後ろのP席。
はじめての経験だった。

ピアノの音と管楽器の音が
演奏している方向と逆なので
ややこもりがちだが、
オーケストラの一員になったような
気分で観ることができた。

盲目で席に着くまでは
指揮者のアラン・ギルバートに
手を引かれていた梯のピアノは
ただただ弾いているだけで驚きといったら
失礼だろうか?

アンコールのショパン ノクターン8番での
ピアニッシモのトリルが
はかなさを感じさせて素敵だった。

ブルックナーは
モーツァルトでやや不安定だった
管楽器が大活躍で
かなりいい出来だったと思うが、
個人的にはブルックナーの作曲の
しつこさがあまり気に入らなかった。

一つの楽章にいろいろな要素を入れすぎの上、
同じような楽想が繰り返し出てくるのでは、
よほどこちらの体調が良くないと
僕の好みとしては
心底は楽しめないのではないかと思う。

10月3日の
ズービン・メータのマーラー「復活」には期待したい。