俳句のお年頃?

新聞の書評で金子兜太について読んで、
amazonで本を探してみたら
「他流試合?兜太・せいこうの新俳句鑑賞」を見つけた。

大岡信の「百人百句」を読んで
気になっていた金子兜太が
僕とそんなに年の違わない、いとうせいこうと
俳句の本質について語り合っている。

本の中身は、
ふたりが選者をしている
「伊藤園お?いお茶新俳句大賞」
実作を材料にしているので、
話が抽象的にならず分かりやすい。
俳句における”切れ字”の重要性や
ラップ・ミュージックとの類似性など
面白い指摘がいくつかあって楽しく読めた。

音楽評論家の平山雄一さんも
SFにはまっていたのが
いつのまにか俳句をやっているという。

やはり、ある年頃になると
四季の移り変わりなどが気になりだし、
俳句が身にしみてくるようになるものなのだろうか。