「マネーボール」

「マネーボール 奇跡のチームをつくった男」は、
現在の日本のプロ野球、そしてプロ野球報道に
物足りなさを感じている人ならぜひ読んでほしい。

自分の勘に頼って「選手の素質」「未来の姿」を重視する
これまでのスカウト達と全く逆の発想の
GM(ゼネラル・マネジャー)の話である。

盗塁、守備を全く重視しないGM。
なによりも「アウトにならない技術」、
つまり出塁率、長打率を重視するGM。
出塁率が高ければ、
走れなくても守備ができなくてもOKというGM。
高卒ルーキーは大リーグにたどり着く可能性が低いからと
決してドラフトで指名しようとしないGM。

いずれも「野球界の常識」をくつがえし、
合理的で統計的な数字を重視して
球団を運営するビリー・ビーンの驚異の物語だ。

そして、現代のシンデレラ・ストーリー、
またはファンタジーとも言える、
チャド・ブラッドフォードが父親と
キャッチボールをする話を読んでほしい。