"私が思うに、ここで真に問題なのは、
大坂でも尊大すぎるメディアでもない。
記者会見そのものだ。
考えてみれば、それはおかしな発想であるし、
もうその機能を果たしていない。
記者会見というものが過大評価されているのは、
それがアスリートと大衆を
直接つなぐ役割を果たしていると見なされ、
謙虚な記者たちが人々の
忠実な目と耳になっていると思われているからだ。
気づいていない人のために言っておくと、
もうかなり前からそれは真実ではなくなっている。
今のアスリートたちは、
私たちメディアを介さず
自ら大衆と直接つながる術を持っている。"
ガーディアン紙スポーツ記者の記事から。
"ゆえに、
現代の記者会見はもはや有意義なやり取りの場ではなく、
最も低俗なやり取りが行われる場となっている。
そこで展開されるのは、
記者たちが選手からできうる限りを引き出そうとする
シニカルで往々にして搾取的なゲームだ。
ほしいのはゴシップ、怒り、ライバルとの確執、
涙、悲劇といったところだ。"
スポーツ記者自らが記者会見は
もはや有意義ではないと考えているのですね。
"そろそろ空気を読むべきだ。
私たちはここで、いい奴らではない。
もう私たちに力はない。
世界トップレベルのアスリートが、
メディアの前で話すよりも
グランドスラムを棄権することを選んだのだ。
それが彼女の何を明かすのかについてあれこれ言う前に、
それが私たちメディアの何を明かしているのかを
自問したほうがいいのかもしれない。"
考えさせられます。
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