感動的だったウィーン・フィル

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今夜の
ウィーン・フィル公演は実に感動的でした。
彼らが総勢で来日して
毎日各地でコンサートをしてると聞いて、
長く待ち望んでいた音楽の日常が、
ほんの少しでも戻ってきたという感慨に
涙が出そうになりました。
※ぜひ、このインタビューも読んでいただきたいです。

客席は間隔なしでほぼ満員。
オーケストラの配置も、
なるべく響きを損なわないようにしながらも、
管楽器の前は空白スペースをとって
感染防止の工夫をしているように見えました。

後半のチャイコフスキー「悲愴」は、
この緊迫した雰囲気の中で、
まさにドラマティックな演奏になりました。
適切な例えではないかもしれませんが、
チャイコフスキーの抒情に
ヨハン・シュトラウスの流麗さと
ワグナーの強靭さをあわせ備えた
素晴らしい出来栄えだったと思います。

演奏が終わると同時に
コロナで苦しむ人たちに対する黙祷に
入るという演出も素晴らしかった。

やはり生はいいです。
来日ができるようになるとかなり楽しみが増えますね。

※いつもホールで掲示されているアンコール曲も、密を避けるためか掲示されていませんでした。
アンコール
・グリーグ:組曲『ペール・ギュント』第1番 より 第4曲「山の魔王の宮殿にて」(ピアノ・アンコール)
・チャイコフスキー:『眠りの森の美女』より「パノラマ」

"サントリーホールの後は「グー・ド・ジョーヌ」という日常"
も戻ってきました(笑)。

びゃんびゃん麺を
自分で作るのにトライした方もいて
楽しい夜になりました。

ごちそうさまでした。