「令和」の裏側

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

「万和(ばんな)」(典拠は文選〈もんぜん〉)、
「光風(こうふう)」(楚辞〈そじ〉)、「弘大(こうだい)」(詩経)......。
漢籍の元号案が続く中、担当者の顔色が変わった。
石川氏にとっては専門ではない、
聖徳太子の十七条憲法にある「和をもって貴しとなす」から採った
「和貴(わき)」を見せたときだった。
これは国書案である。

今日の朝日新聞より。

担当者は「首相も喜びます。これでいきましょう」。
13案の「筆頭案」に位置づけることになった。"

これこそが忖度。

"この時、石川氏は「権威ある漢籍より、国書の方が好まれる。
もはやそういう時代か」と感じたという。
最終的に「和貴」は政府原案には残らず、
漢籍典拠の「万和」が最後の6案に残ったが、
国書典拠の「令和」に敗れる結果となった。"

ほぼ予想してたとおり「国書ありき」の展開だったんだな・・・。
「和貴」も悪くないと思うけど。