クラリネットを堪能

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すみだトリフォニーホールで、
アンドレアス・オッテンザマー
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムの
公演を聴いてきた。
ワイン会の友人と一緒。

今年亡くなったお父さんが
ウィーン・フィル首席クラリネット奏者で兄も同じ、
本人はベルリン・フィル首席クラリネット奏者というエリートが、
指揮者なしの楽団と共演する公演だった。
1989年生まれだから、まだ28歳らしい。

クラリネットの音色と少人数の楽団の組み合わせに
前半はちょっと戸惑ったが、
後半のウェーバーの小協奏曲で一気に盛り上がった。
クラリネットのアンコールは、
「あなたのためにスキヤキ!」と日本語で語って
「上を向いて歩こう」を演奏。
これが、なかなか良かった。

最後のベートーヴェンの交響曲第7番は、
出だしがゆっくりでアンサンブルがうまくまとまるか不安だったが
、第2楽章からスピードアップして、
素晴らしいアンサンブルで感動的だった。
最終楽章は、
とっても速いスピードの演奏。
これがまたとても良かった。
また聴いてみたい楽団だ。

スペイン人のコンマスが
弾きながら指揮をするスタイルだが、
動きがちょっとオーヴァーで、コミカルだった。
いっそ弾かずに指揮に徹した方が
よかったのではと思ったりした(笑)。

公演後は、近くの「涌谷」で軽く一杯。
相変わらず流行ってるし、どれも美味しかった。

ごちそうさまでした。