香港旅行⑥

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今朝は、せっかくなので
ペニンシュラ「ザ・ロビー」でブレックファスト。
オレンジのクレープ、ワッフルに、
ブリオッシュのフレンチトーストを。

どれも甘いけど美味しい。
コーヒーが少しでも減ると
継ぎ足されてしまうのには閉口しますが(笑)。

そして、
朝に雨が降った後の少しの晴れ間を狙って
ダメ元でヴィクトリア・ピークへタクシーで山頂までダッシュ。
少し歩き回ろうかという時に、
にわかに曇り出し、すかさずシャワー(涙)。

間一髪でピーク・トラムの列に入り込み、
効率的なヴィクトリア・ピーク参りが終了(笑)。
たぶん今回の旅で最後のフェリーでホテルに戻りました。

香港最後の夜は、
中華レストランとして
世界で最初にミシュラン三つ星を取ったという
フォーシーズンズ・ホテル内の「龍景軒」
シェフのテイスティング・メニューをいただきました。

ワインもペアリングで
素晴らしいサービスと料理を堪能できました。

今回のテーマはキノコだとのことで、
香り高く深い味わいの料理でした。
なかでも、
ホタテとロブスターをアヴォカドと合わせた前菜、
白舞茸などがたっぷりの冬瓜スープ、
小さな松茸の香りがフレッシュな
蒸したシー・バスが強く印象に残りました。

ワインはどれも料理を引き立てるタイプで控えめながら、
やや酸味の強いワインが多かったように思います。
それでも、
最後の熟成したシェリーは、とても美味しくて感心しました。

食材の鮮度と、
料理の提供温度を最優先しているという龍景軒。
奇をてらうことなく素直に美味しく体にいい料理だと思います。
素晴らしい海の眺めとゆったり落ち着ける雰囲気、
そして流れるようなサービスと合わせて、
NYの「Le Bernardin」に共通するものを感じました。

このレストランはバランスが素晴らしいと感じます。
料理、サービス、店から見える景色も含めたインテリア、
それが醸し出すゆったりとした豊穣なる時間、
これが、
三つ星と思える瞬間を演出してくれる店だと感じます。
これが今の時代のミシュラン三つ星ということなんでしょうね。

ごちそうさまでした。