シベリウス交響曲全曲演奏会②

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ハンヌ・リントゥ指揮による
新日本フィルハーモニー交響楽団の
シベリウス交響曲全曲演奏会の
第2回を聴いてきた。
座席は前回と同じ1階20列13番。

曲目)
   交響詩「大洋の女神」
   交響曲第6番、
   ***
   第1番

今日は、
新日本フィルのソロ・コンサートマスター
崔文洙(ちぇ・むんす)が加わって、
音の響きが増していた気がする。
とにかく彼のヴァイオリンは、
音が大きく豊かだ。

前半は、
正直言ってよく分からなかった。
交響詩はもともと苦手だし、
第6番も曲の構成が分かりにくかった。
シベリウスは、静かな終わり方が好きですね。

後半の第1番は、
とにかく素晴らしかった。
初めて聴いた交響曲だが、
われわれが交響曲に期待するもの
全てが入っていて、
それを存分に引き出した演奏だったと思う。

響きの美しさ、甘い旋律、興奮、
癒し、高揚、疾走感、爽快感、
驚き、納得、組み立ての妙・・・。

曲の分かりやすさと演奏の巧みさが
絶妙なバランスで実現していたと思う。
大きな拍手が、
指揮者とオーケストラに贈られていた。

逆に言えば、
その分りやすさが第1番としての弱点で、
チャイコフスキーやベルリオーズなど
先駆者の影響を脱して
シベリウスらしさにまでは
至っていないということかもしれない。

残り1回。第5番と第7番が楽しみだ。

コンサートの後は、
先日もバッタリ出会って食事をした知人と、
「湧谷」へ。
「出没!アド街ック天国」の
錦糸町特集でも取り上げられていた店だ。
土曜とあって満員の店では、
人気のつくね=湧谷焼きはもう売り切れ。
それでもにんにくダレのレバ、スパゲティ・サラダ、
ピーマン焼きなど、名物料理を堪能した。

ごちそうさまでした。