チャイコフスキー三昧

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ヴァレリー・ポリャンスキー指揮
ロシア国立交響楽団による
チャイコフスキー後期三大交響曲の演奏会に行ってきた。

<チャイコフスキー後期三大交響曲>
チャイコフスキー/交響曲第4番、ヘ短調 作品36
チャイコフスキー/交響曲第5番、ホ短調 作品64
チャイコフスキー/交響曲第6番、ロ短調 作品74「悲愴」

オーケストラは、
明瞭な音と響きが特徴で、
特に金管が印象に残る。

ガッチリとした熊のような体型の
指揮者ポリャンスキーは、
"爆演型指揮者"と言われるだけあって、
剛直な疾走感とドライヴ感が素晴らしい。

総じて素晴らしい演奏で
文字通り万雷の拍手喝采を浴びていた。
欲を言えば、
緩徐楽章の甘美さが物足りないか。
そういう意味では、
今日の白眉は第5番。
圧巻の最終楽章には感動した。

まとめてチャイコフスキーを
聴くことはなかなかないが、
彼の交響曲は有名なメロディーが多い割に、
分かりやすく聴きやすい通俗的な部分が意外に少ない。
また、ピッチカート好きだというのも発見だった。

たっぷり3時間。
お腹いっぱいのチャイコフスキー・デイでした。