初めての東京都交響楽団

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サントリーホールでの
アンドリュー・リットン指揮による
東京都交響楽団の公演が終了。
座席は2階の7列8番。
ちょっと離れているが、
ピアニストの手元も見えるいい席。

曲目)
シェーンベルク: ピアノ協奏曲 op.42
ラフマニノフ: 交響曲第2番 ホ短調 op.27


前半は、
シェーンベルク: ピアノ協奏曲。
あまり聴き込んでいない曲なので、
評価はできないが、
意外に音色とリズムを楽しめた。
曲が終わって、妙に濁った声のブラヴォーが
何度も聴こえたと思ったら、
どうもブーイングだったらしい。
「ブーイングは権利だろう!」と
声を荒げている人がいた。

後半は、
ラフマニノフ: 交響曲第2番ホ短調。
ゆっくりな部分は存分にロマンチックに演奏し、
軽快に飛ばすところは明るく仕上げる。
クライマックスでは、
ボクシングの輪島のように
かえる跳びをしながら指揮するリットンの大熱演に
ホール内の熱気も高まって
最後は文字通り万雷の拍手だった。

東京都交響楽団のコンサートを
聴くのは初めてだと思う。
根強いファンが多いようで、
座席もかなりの入り。
弦にもう少し音量と艶がほしいような気もするが、
手頃な値段で色々な曲が聴けるので
定期会員になるのも楽しいかもしれない。