今日の日経文化欄の丸田祥三さんのエッセイ
「廃墟に茂る生命」が興味深かった。
僕も乗車したことがある
廃線になった日立電鉄の話も面白かったが、
筆者が大学で写真の講師をしている
学生の分析にドキリとした。
ちょっと長いが引用させてもらう。
"今の学生はゆとり世代と呼ばれるが、
本当は追いつめられた世代である。
彼らは半年間の短い授業のなかで、
その苦しい胸の内を昇華させた
力強い写真を撮るようになる。
今の若者たちは表現行為に向いている。"
まったく同感。
呑気に生きてきたバブル経験世代より、
彼らは、より真摯で感性が鋭い。
ガートルード・スタインにならって言えば、
「あなたたちは皆、追いつめられた世代なのよ」
だろうか・・・。
それを、
生きる力強さに転嫁できるかどうかは
別の問題だけど・・・。
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